年の差約４０歳の戦い

地元の駅から駐輪所に行くまで、

ちょっと距離があって面倒なんだけど帰りは好き。


この夕日見ながらイヤホンで流れていた曲は「もうすぐ３０才」
センチメンタル（＋＋）





会社でトラブルメーカーとなってるお嬢・・。

女課長に面と向かって「バカ課長」と言ったり、
その課長と社内メールで１時間喧嘩したり。

（隣の席なのにメールで１時間喧嘩って変だけどね。）



その子が問題起こす度に
その部署のメンバーは集まって緊急会議。


何と部長まで参加。
若い小娘１人に何人もの大人が振り回される。

その間お嬢だけ自分のデスクに座って待機してる。



態度を注意された時は、
いきなりヒステリックになって
フロア中に聞こえる声でわめきだした。



「あたしのどこをどう見て悪いって言うんですか！？」って。



そういうのがしょっちゅう続いてお嬢は、
女の先輩らに完全無視され、
１日中全く誰とも会話をしない。




普通の女の子なら居心地悪くなって、
泣いたり辞めたりするとこだが、
この子は１年間その状態を続けた。



ある意味根性は褒めたい



そしてある日もお嬢に関する緊急会議が行われていた。

そのときは会議室でカーテンを閉めて話していた。



お嬢はカーテン越しに、
ものすごい怖い顔で腕を組んで聞き耳を立てていた



そこを通りかかった市原悦子がそんなお嬢を目撃していた。



市原悦子はほんとにいつもそういう現場に出くわす。



「ちょっと聞いて。あの子ったらカーテンのとこで怖い顔してじと話聞いてるのよ～！」

と私が給湯室に行ったら、
１０分くらいつかまってその話を聞かされた・・・。



ついに役員まで登場。

はじめは優しく注意してたおじーちゃんがついにブチンと切れて、
会議室でものすごい怒鳴っていた。





もちろん市原悦子も「あらまぁ！」という感じで通りかかったらしい。



他にも通りかかった社員が、



「あの子（お嬢）牙向けて怒ってたで。俺人が牙向けるのって初めて見たわ。」

というくらいすごい顔だったらしい。



ついに「もうお前はそんなんで社会人としてやっていかれん！辞めろ！」

と怒鳴ったのだが、次の日の朝お嬢がその役員のデスクに来て



「昨日はありがとうございました。私今までであんなに本気で怒られたの初めてです。」

「私辞めませんから」（ニッコリ）

すごい～～～！！！



そんな彼女がここ数日は姿を見せなかった。



今まで何があっても来てたのに。



こういう時は市原悦子に聞いたら何でもわかる。



私「最近彼女見ないですよね～。」（さり気なく）


悦子「あの子ね今の不満を全部副社長（会社のドン）に喋ったのよー！」

「それでもう行きたくないって言ってるらしいわ。」



私「へぇ～！」


悦子「あ！これは誰にも内緒よ内緒よ」



給湯室出るまで５回くらい言われた



縁故なので彼女を紹介した親戚のとこまで
あのおじーちゃんがわざわざ会いに行って（しかも名古屋）
事情を説明して、家族にも連絡とってもらって
ついに辞める事になった。



台風が去ったみたいでちょっと寂しい気もするけどね

これは第三者の意見なので同じ部署の人はやっと解放されたって感じだろうけど。


うちの会社縁故が多いからこーいうトラブルが多いんだろうか

草食は恋愛だけじゃない

景気が上向きになってきたと言われるが、

相変わらず仕事が暇・・・。


今までは残業も結構してたのに、
今は１３時から１７時半まで眠気との戦い。


新入社員にも仕事をやらせないといけないのに、
自分が暇すぎなので
FAX来たら自分でやっちゃう。


かといってネット見るわけにもいかないしなぁ。



大丈夫かな、うちの会社。



この前家帰ったら社長から手紙が来てて驚いた。



「社長が私に！？

総合職になったからお祝いでも入ってるんやろうか。」



と開けたら社員全員に送っているようで、



「未曾有の不景気ですが、社員一丸となって頑張りましょう。」




てな内容が３枚に渡って書かれていた。
まぁボーナス出るだけマシと思おう。




新入社員は大人しい。


いつも遠慮がちに聞いてくる。


そしてホッチキスの持ち方がおかしい。



いつも１回でとめる事ができず、
外してはやり直し外してはやり直し・・・（イライラ）



この間新人くんが帰った後、
彼が手配した書類をチェックしてたらクリップで留めてる。
よく見たらホッチキスで留めようとして外した跡がある。



「あれ、分厚いからホッチキス無理やったんかな？」
と思い私が力を入れて留めたらカチッと留まった。



「・・・」私の握力は一般女子より弱いのに。



ホッチキスが留められない。
これも草食男子の特徴なんだろうか

お嬢様の話

役員のおじーさんが、私と先輩の席まで来て

「ワシこんなんもらったけど、テレカなんて使わんからあんたらにやるわ。」
と麻生総理の写真入りのカードを渡して去って行った。


私「これ、テレカじゃなくてクオカードですよね・・・？」
先輩「ほんまや（笑）まーいっか。」

おじーさんはクオカードを知らなかった。
５００円やし使わせていただきますw

ちょうど１年前隣の部署に同い年の女の子が入社してきた。
本社には同じ年の子がいなかったので、
わーい、同い年やと喜んでいた。


見た目はお嬢様。うちの会社に似つかわしい綺麗な格好をしてくる。
歩き方はスッチーのように姿勢がいい。
しかし彼女はどうも部署の中で浮いている。

年の離れた女の先輩達３人とは全く会話もしていない様子。

私がたまに給湯室に行くと給湯室にいるおばさん（私は心の中で「市原悦子」と呼んでいる。）が

「ちょっとあの子ったらお茶もロクに入れられないのよ～。」
と言ってきた。
「冷たいお茶を入れるのに氷を１個１個スプーンですくって入れようとしてるの。私もうイライラしちゃって『そんなのきれいな手でまとめて入れたらいいのよ』って指導しちゃって～・・・・」

おばさんの話に一度つかまると１０分くらい給湯室から出られなくなる。

そのおばさんは毎朝会長にお茶を入れるんだけど、
彼女が来てからは彼女も入れたりする。


ある日会長のお茶のコップの蓋が割れていた。

会長「わしのコップ割ったんは誰や。」

市原悦子かお嬢しかいない。

市原悦子が代わりに会長に怒られたらしく「私じゃないのに」と怒っていた。

ロッカールームでは先輩達が彼女の文句を言ってる。

隣の部署はおやつ当番というのがあり、
みんなでお金を出し合って当番の人がおやつを買いに行く。


彼女の部署は、年を取ったお偉いさん達が多く、
普通はその人たちも食べるようなものを買うんだけど
彼女が買ってきたのはチロルチョコ・・・。


先輩「信じられんわー。ほんまにお嬢さんなんかな、あの子！」
「私が買ってきたと思われたら嫌やわ～。」

などなど。

しかしおじいさん達がチロルチョコの包み紙をむく姿を想像したら笑える（笑）

隣の部署から見てたら面白いんだけど、彼女にはみんなまだまだ
困らされるのである。

久々に仕事の話

うちの会社は業種で言えば「海貨業者」もしくは「通関業者」という。
そういう業界は年配の人が多い。
本社（三宮）は役員の人もいっぱいいるから余計。

私の部署営業部は、隣が総務部で役員の人たちもいる。
６０歳から７０歳の彼らはいつも何をしてるか謎だ。


たまにうちの上司が

「おーい○○、ちょっと来てくれ。」と仕事中に呼ばれて
何かと思ったら
「パソコンが動かんから直してくれ。」
って良く見たらゲームしてたり。

もう１人の本部長（６０～６５歳くらい）は声がかなり大きく、
電話で「この間面接した人なぁ、健康診断で引っかかってるけど大丈夫なんか？」とか
「あそこの部署のうつ病のやつおるやろー！あいつはまだ病院に通ってるんか。」とかフロア中に響き渡る声・・・・。
個人情報もれすぎ。


でもたまにコンビニで一緒になったら
「お嬢ちゃん、わしが一緒に買ーたろ」といい人なんやけどね。

お嬢ちゃんって・・・お子チャマ扱い！？


ある日の出来事。
支店は別だけどよく仕事でやり取りがあって電話とかする男の人（３６）がいる。


でもとにかくよく休む。
普段はすごく真面目だけど嫌なことがあったらすぐ機嫌悪くなるし。

毎週月曜に休む事が多い。

私がそこの課長に「明日は出てくるんですか？」と聞くと
「いつ出てくるか分からん」と言われた。

ついに彼は大事な会議の日に休んだらしくさすがに
そこの上司も本部長に電話をかけて告げ口していた。


自分の部下の事だからその上司が何とかしたらいいと思うけどね・・。
そして本部長は早速その男の人の自宅に電話。


「おまいさん、今日は大事な会議でおまいさんが来ないとあかんらしいやないか。そんな時に休んでも大丈夫なんか。」


どうも電話の向こうでその彼は上司の悪口を言っている。

「何を言ってるんや。みんな心配してるんや。
おまいさんはなぁ、もっと周りの人に相談したらえーんや。
あんたは真面目すぎるんや。何でも一人で抱え込んだらあかんで。」

みんな丸聞こえなんですけど・・・と思いながら仕事をする私達。


「ちょっとお母さんに変わってくれ。」


えっお母さん！？Σ（￣□￣）


そしてお母さんが出てきたらしい。
さらに声が大きくなるおじーちゃん。

「あっこれはこれは！！いつもお世話になっております。
実は今日は会議がありましてね、彼がいないとダメなんですよ。
私は彼に言いましたから。
『おまいさんは真面目すぎるから何でも相談したらいいんや』と。」



さっきからずっと「おまいさん」という言い方がおかしくて
笑いをこらえるのに必死だった。

その電話のやり取りはまるで
不登校の生徒を学校に来るように説得する学校の先生のようだった。


結局彼は昼から出勤したらしい。


電話を切った後、本部長は彼の部署に電話してた。
「さっき電話したったからなー。昼から来ると思うわ。
迎え入れたってな。」



私は社会に出ると厳しいんやと社会人になる前は思ってたけど
今は「世の中って甘いんやな。」と思う事が結構ある。