術後

手術した日の深夜１時、
看護婦さんが部屋に血圧や脈を計りに来た。

麻酔の影響か、ぐっすり眠っていたのに、
その後も2時間起きぐらいに来る。

「そろそろおしっこも、出ますか～？」

「出そうな気がします」
「ベッドでしてもらうことになるんで、ここに乗って出してくださいね～」

何やらバケツのようなものをお尻の下に敷かれた。

こんなんで、ちゃんとできるのか不安になって、
急に尿意がなくなって

「やっぱり出ないかも…」

と言ったら、

「頑張ってきばってだしてください」

と去って行った。

思ったより簡単にできて、
「わぁ～よかった今、管持ってきたところだったんです。出てよかった～」と誉められ

その後も順調に2時間起きに尿意がくる

（点滴してると、すごいトイレに行きたくなる）
しかし、自分の履いている下着がいつの間にかふんどしのようなものだった

何もかも初体験な入院
明け方になると麻酔が切れてきて、激痛が…


看護婦さんに痛み止めの薬を持ってきてもらったのが7時前


「朝ご飯食べたら飲んでください」

という忠告を守り、
朝ご飯を待っていた

歩ける人は7時にナースステーション前に、
朝ご飯を取りにいけるが、
歩けない人は、自分の部屋に持ってきてもらうのを待つしかない


7時5分、10分、15分…なかなか来ない


う～～早く朝ご飯を持ってきやがれ


あまりの痛みに心の中は凶暴化していく…。


食前でも食後でも何でもいいわっ

耐えきれず薬を飲み、後から来たパサパサの食パンを痛みをこらえながら何とか食べる。


結局薬効くまでに2時間近くかかって、
その間もがき苦しんでた。


今となっては、すでにそんな痛みもあったかなぁって忘れかけてる

でも、もう手術はしたくないな