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沈まぬ太陽

ネタバレありです。
3時間20分の映画を見てきた。

1960年代の国民航空の団交から映画は始まる。
冒頭から昭和感満載で、山積みになった資料にハチマキを巻いた大勢の組合員が経営陣に食って掛かっている。
冬のボーナス4.5ヶ月に対する回答が2.5ヶ月だったのに、
最終的に4.5ヶ月を勝ち取った。
今と全然ちがう・・・・。

うちの会社なんて職場集会でみんな「何も意見はありません」だけで終わるし、団交もすぐ終わっちゃうし、委員長になったら管理職になるし、

時代の違いを感じた。



国民航空も恩地(渡辺謙)が飛ばされてからは、複数の組合が出来て経営側と協調路線に変わるんだけどね。


そんな大企業の中で、自分の信念を貫き通す恩地と、
出世のためには手段を選ばずのし上がっていく行天(三浦友和)の姿が対照的だった。


恩地の生き方はカッコいいけど、
見てるほうには不器用で歯がゆいし、
振り回される家族がかわいそうだと思った。



行天はすごく嫌なやつだったけど、
大企業で上に昇りつめるにはあれくらい
したたかにならないとダメなんだろうな(犯罪は別として)



会社の後輩が指示待ち人間で向上心のない子だから、
つい比べてしまって行天みたいな人周りにいないなーと思った。

いたらうちの会社はもっと業績いいだろう。



三浦友和は男の色気があると思う私はやっぱりおじん好み?

月9見ても彼が一番魅力的だ。



CGと言えども、墜落のシーンは本当に怖かった。

あれ見て飛行機に乗りたくないと思ってしまった(来月乗るけど)



でもやっぱり乗らざるを得ない時だってあるし、電車は安全だと思っててもあんな事故があるわけだし、

あの事故も早く解決して信頼を取り戻さないといけない。

飛行機事故の時自分はまだ小さくて、あったという事しか知らなかったけど、実際映画を見て悲惨さが伝わってきた。

イメージ悪化とか言われるけど、
やっぱり事件は風化させてはいけないし、
あの事故を知っている人が減ってきているからこそ、
2度と同じ事を繰り返さないためにも
多くの人に見て欲しい映画だと思う。



恩地は飛行機の安全のため、労働条件の向上を訴えてきたのに飛ばされてしまった。

安全のためにやってきた事に対して、
会社に「詫びれば許してやる」と言われ葛藤する恩地の姿に感情移入してしまった。

渡辺謙はやっぱりすごいなぁ。


ってか大企業ってすごいね
飛ばされ方がハンパない。

妻が3歩下がってついていくあたりとか昭和って感じ。


映画が始まってすぐに、組合員の中にいる俳優の名前が気になって、
休憩時間にポスター見て確認したら香川照之だった。


つい最近みたカイジではものすごい悪役だったのに。演技の幅が広いねー

ラストで重要な役になったから名前確認しといてよかった。





山崎豊子の本は父の書斎に全部あるので今から「沈まぬ太陽」を見るか「不毛地帯」を見るか悩み中。
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